【左官】って何?

私がよく聞かれるのは、「左官って具体的に何をしてるの?」という事です。
県によっても違いますが、簡単に言うと、コテ(鏝)という道具を使って壁や土間を塗ります。
鏝絵(コテえ)というのは、よく古い家や蔵の外壁に竜や七福神など、彫刻のようなモノを見たことがある人も居るかもしれないですが、それのことです。

土間や駐車場などのコンクリート作業は【土間屋】・漆喰などを壁に塗る作業を【左官屋】と分けている県もあります。特に都会などでは細分化されている場合が多いです。
ただ、高知県では左官屋は何でもしているイメージです。

土間工事はもちろん、整地作業などの土木作業・タイル張り・屋根瓦の補修・庭のレンガやブロック積み・石積みなどなど、そんなこともしています。


基本のサービスのご紹介


店舗の内装・装飾品、おうちの事など。
スピードより内容重視でアフターサービスを心がけております。

お客様のイメージをまずお伺いし、相談しながら進めていきたいと思っております。
どんな空間にしたいのか、イメージを形にするところから一緒に考えてみませんか?

壁の塗り

・新築のおうちの壁の塗り
・古いお部屋の壁の塗り替え
・店舗の内装…など

土間づくり

・駐車場
・玄関や階段
・土間の打ち直し…など

タイル張り

・はがれたタイルの張り直し
・玄関のタイル張り
・台所のタイル張り…など

庭造り

・レンガの花壇
・ブロック塀
・石積みの花壇…など

モルタル造形

・店舗内に石のようなテーブルが欲しい
・庭に切り株のような置物が欲しい
などなど そんな声にもお答えします。

その他

・ペンキの塗り替え
・ウッドデッキの表面研磨と塗装
・オブジェの土台


今までのお客様のご相談例:

ご自身でイメージを絵を描いてきていただき「こんな感じにしたい」や「ピンク色の壁にしたい」
「土っぽい感じの床」「カラフルな壁にしたい」「壁にドライフラワーを埋め込みたい」

などなど、ご相談がありました。
色は相談しながらの調合が可能ですし、壁に何かを埋め込むことも可能です。
上記以外でも相談していただけたら、私に無理でも他の業種の方に紹介も可能かも知れません。

ご自分でDIYされたい方の相談やお手伝いなどもしております。 


無理かも、とあきらめる前にご相談ください。

使用している材料の簡単紹介などしているので興味のある方は読んでみてください↓

【漆喰(しっくい)】って何?

 漆喰の原料は?

壁を塗ったりする材料の一つに【漆喰】というものがあります。
漆喰は実は海から生まれたものなのです!

漆喰の原料である【石灰】は元々2億年以上前のサンゴ礁などで作られた石灰岩で、昔海だった場所です。
①そこで採れた石灰石をまず焼きます。
②焼いた石灰石に水をかけると消石灰=白い粉になります。
これが漆喰の原料です(簡単な説明ですが)

漆喰を部屋に塗ったときの効果は?
①二酸化炭素の吸収
②湿度調整
③消臭効果
④抗菌効果
⑤シックハウスの原因物質が入っていない
⑥不燃

漆喰の種類
漆喰は日本だけでも様々な種類があります。
①本漆喰
お城に使われたりします。
②土佐漆喰
高知には有名な土佐漆喰があり、これには藁を熟成させたものが入っています。
雨が多い地域の特性に合わせた堅牢性があり、耐久性に優れています。
③ムチ漆喰
沖縄県の伝統的な漆喰で、「ムーチー」という伝統的なお餅に見た目や手触りが似ていることからムチ漆喰というようです。
あとは、ホームセンターなど、どこでも買えるような漆喰商品を総じて【既調合漆喰】と言ったり、海外製の漆喰を混ぜた性能的にほぼ漆喰のようなものを【漆喰関連製品 】と言います。

漆喰の仕上げ
漆喰にはいろんな仕上げ方法があります。
・しっくい押さえ(ムラなく平らに塗るシンプルな方法)
・しっくい磨き(表面がピカピカ光るぐらい何度もコテでおさえるとても難しい技法)
・イタリア磨き(表面の光沢をツルツルさせる工法)

・西洋しっくい(ざらっとした触感に、塗ったときのムラをだしたり、表情を出す方法)これはほんの一例で、コテを使って表面に色々パターンをつけたりする方法も色々あります。

今までのお仕事の写真(一部ですが)こんなことをしています